どうも皆さんこんにちは!
本日4月23日金曜日、東京都が都内における夜8時以降の店照明等の消灯を要請しました。
その目的は新型コロナウィルス対策ではありますが、この思い切った要請に対して、東京の防犯や治安を心配する声が噴出しています。
この記事では、実際に夜間消灯が東京で実施されたらどうなるのか?を過去の事例も合わせて考察していきます。
まだ消灯が決定していない段階とはいえ、今後の見通しなどに役立てていただければ幸いです!
では内容に入っていきましょう!
東京都が8時以降の店照明消灯を要請
東京都の小池百合子知事は4月23日の定例記者会見において、新型コロナウィルス対策として人手を抑制すべく、業界団体などを通じて東京の8時以降の消灯を要請すると発表しました。
東京は大阪に比べればまだ少ないものの、ここ数週間で大幅に1日の感染者数が増加。
さらに専門家からは2週間後に東京都の1日の感染者数が2000人を超えるという予測データが出されるなど、危機感が高まっています。
夏にはオリンピックを控えるなかで、またしても正念場を迎えているカタチ。
さらには繰り返される緊急事態宣言の効果も限定的であることから、今までとは違った対策を打ち出したものと思われます。
東京消灯で防犯や治安はどうなる?
夜8時といえば、まだまだ営業しているお店や、働いているサラリーマンも多い時間帯。
その後の帰宅時間ともぶつかることから、東京消灯による防犯や治安への悪影響を予想する声も出ています。
東京どうなるの🥺もともと夜は出歩かないから街灯消されても大丈夫だけど、治安悪くならないか心配…
— りを (@riwo_bungu) April 23, 2021
東京が消灯されるという今までにない状況で、いったい街の中がどんな明るさになってしまうのか、現状で分からないのもありますよね。
分からない状況というのは誰でも怖いものなので、これらはいたって自然な反応でしょう。
記者会見で発表するくらいなので、すでに防犯や治安維持対策に関してはなにか策があるのか、、、
それとも、都民が憂慮するほど、消灯によって街が暗くならないことを前提にしている可能性もあります。
どちらにせよ、現状ではやや説明不足な感が否めず。
都民の心配を煽るような会見になってしまっています。
夜間消灯で犯罪や事件増を懸念する声も
東京の夜間消灯では治安や防犯を心配する声が増えたことを見てきました。
またその流れから、犯罪や事件の増加を予想する人も出てきています。
以下では、その点について過去の事例と合わせて考えていきます。
過去の事例から考える
今から10年前にはなりますが、街が暗くなったタイミングがありました。
2011年3月ごろ、東日本大震災の際には地震による直接被害からの停電だけではなく、適切な電力供給を続けるための「計画停電」が各地で行われました。
当時、計画停電がおこなれた埼玉県では、県警から以下のような声明が出されていたことがわかりました。
当時の声明は、
埼玉県警は、東日本大震災や、「東京電力」による「計画停電」に関連した犯罪に注意するよう呼びかけた。
埼玉県警によると、県内では発電機などの窃盗や、自動車からガソリンが盗まれるなどの事件が十数件起きている、また、「地震でダメージを受けている」と言ってリフォームするよう勧誘する電話や、被災地への寄付を募る電話など、悪質商法についての相談が18件寄せられているという。
また、埼玉県警は、停電時の女性や子供の一人歩きを避け、会社や住宅の戸締まりをしっかりするよう呼びかけている。
埼玉県警は「不審に思ったり不安を感じたりしたら、遠慮なく警察に通報、相談して欲しい」と話している。
日テレNEWS24
といったものだった様子。
やはり街が暗くなることにより、窃盗などの事件が増えていたらしいです。
窃盗の対象は地震と関係の強そうなものばかりではありますが、東京でも街が暗くなったら、ひったくりなどが起こりやすくなる可能性があります。
「停電」と「消灯」はまったく別物なのはもちろんですが、「街が普段より暗くなる」という意味では共通項もあります。
とくに東京都内は普段が明るい分、店舗の照明が消えるだけでも、繁華街などはエリアによってかなり暗くなることが予想されますね。
身の回りのことには注意して過ごしたいですね。
また、個人的に感じたのは、今回の東京都からの消灯要請に対して治安や防犯を懸念する声が増えるのは、ある意味東京都の狙い通りなのかなと。
やや無理矢理ではありますが、こういった声が増えれば外出時に不安がつきまといます。そうすれば、より強い抑止力をもって人手を少なくできると・・・。
繰り返しますが、やや強引な対策には感じます。
しかしそう考えるのは楽観であり、オリンピックと控えた東京都にとってはもう選べる手段が少ない状況なのかもしれませんね。